spcampの何がすごいか。
____ /:::::::::: u\ /:::::::::⌒ 三. ⌒\ /:::::::::: ( ○)三(○)\ |::::::::::::::::⌒(__人__)⌒ | ________ \:::::::::: ` ⌒´ ,/ .| | | ノ::::::::::u \ | |データストア組 .| /::::::::::::::::: u | | | |::::::::::::: l u | |中止です。 | ヽ:::::::::::: -一ー_~、⌒)^),-、 | |________| ヽ::::::::___,ノγ⌒ヽ)ニニ- ̄ | | |
以前、spcamp 2011の募集が開始された後、7月1日に突如データストア組の中止が発表されました。な、なぜ!? 真相はわかりませんが、このようなことも起こりえるほど、開催が不安定なのが容易に伺えます。
http://www.ipa.go.jp/jinzai/renkei/spcamp2011/index.html
そもそもなぜ開催が簡単でないのか。様々な諸事情などもありますが、やはり最大はお金の問題だと思います。参加者は交通費・宿泊費・飲食費などを含めた参加費は無料でspcampに参加できます。毎年たった60人前後の参加者数であるとしても、ざっと見積もるとこの3項目だけで480万円くらい飛んでるわけです。(超大さっぱな計算)これに会場費や広報費、設備費、講師やスタッフの人件費なども重ねると、まぁ1000万円はくだらないよね。常識的に考えて。という事業です。
そりゃぁ、たった60人の5日のために一千万以上もかけるのは、蓮舫さんも「仕分け」したくなるわけで……。
さて、そんな不安定なspcampながら、なぜspcampがすごいのか。無料だからすごいのか。国が主催しているからすごいのか。非常にぶっ飛んだ講師の方々が揃うからすごいのか。頭のおかしい学生が集まるから素晴らしいのか。
そうです。そのとおりです!
では、なぜそのような素晴らしい環境を生み出せるのか。
2010年 OS自作組の講師 坂井さんの記事がTwitterで流れてきたので紹介します。
http://ameblo.jp/kozos/entry-10933708718.html
形にこだわらない。必要なものは必要なので、別につくってしまう。時の流れと共に変化は起こるものだとして、それを受け止め、じゃぁ今何が出来るか。を真摯に考える姿勢。これこそが、spcampの凄さの秘訣ではないかな。と、思います。
例えば、私はOS自作の卒業生ですが、今年はなくなりました。本当に寂しいです。なくなったしーと。それを悲しむだけで、寂しがるだけで終わってしまいます。じゃぁ何が出来るのかと考えるに至るまで、冷静に頭が回るまで最低一日はかかります。考えて実際に行動できるまで一ヶ月から一年かかります。
しかし、spcampの何がすごいかって、そんな凡人はめったにいないことです。何か起こったら即効で思考し実行に移す。その行動の速さが素晴らしい環境を生み出す秘訣なんだろうな〜。と思います。
実際、たった数日間の間に、すでに動きがありました。
http://oasis-project.dyndns.org/blog/?p=180
http://atnd.org/events/17652
ないなら作る。セプキャンがないならセプキャンを作る。すごい。
彼らは小さいことから少しづつ、「自分」と、そして「世界」を変えている。
私だって、世界を変えたい。
常に変えたいって思ってるわけじゃない。けど、ふとした瞬間。ここを変えたいとか、ここをこうなおしたいとか。思うことがある。
その変える手段はなんだっていい。緑が少ないところに花を植えることだって、立派な世界を変えること。spcampはたまたまそれがITなだけ。
だれだって、やればできる。うちの大学は「起業家こそ唯一の変革の生み手」という価値観が存在するが、別に起業家じゃなくてもいい。普通の人でいい。
いや、普通の学生だったり、サラリーマンだったりするからこそ、価値があるんじゃないかな。
spcampは、パッと見、頭のおかしい学生が多い(←褒め言葉です。念のため)。だから、「あいつらは特殊だし」という「俺にはできない言い訳」が比較的すぐに蔓延する。実際私も、参加者でありながらそんな疾患(?)をもつひとりだ。何も偉そうには言えない。
少し話がずれましたが、spcampの何がすごいか。それは、何ができるかを考え、実際に行動に移す事の速さと、「できる」「できない」の二元論で論理を組み立てない事。これに尽きると思います。
そんなすごい環境が待ってるよ!spcampみんな応募してね!!