個人の思考の整理に良いと思い、再び Scrapbox を使い始めた
「この記事は個人の見解であり、所属する組織の公式見解ではありません」
最近、個人でScrapbox を使うようになったので、僕もユースケースを紹介します。
Scrapbox の特徴としては、
- リアルタイムでの複数人編集
- タグ付けによるリンクの自動生成
- 独自記法によるリッチテキストエディットが可能
と言った感じでしょうか。
当初は Scrapbox がそこまで良いと思っていなかった
去年くらいに、社内で @mactkg 氏にコレが良いぞと紹介してもらったのですが、そのときはあまり自分には刺さりませんでした。
刺さらなかった理由としては
- scrapbox記法という独自記法を覚えるコスト高くね??
- markdown で書けるDropbox pager のほうが良くね??
- プロジェクト管理用のwikiなら Confluence でよくね?
- 情報発信(アウトプット)なら、Qiita or ブログでよくね?
- 作業メモとか雑なやつは手元のメモ帳(当時はSublime Textを使ってました)を使えばよくね?
などなど、当時イメージしていた使い方だと代替手段があり、良いユースケースが思いつかないままでした。
先人の取り組みを見て行ける気がした
しかし、1年間社内や社外で様々な使い方を見ているうちに、「思考の整理ツールとして使えるな。」と思い、使い直すことにしました。
参考にしたのは下記リンクです。
- scrapboxが日々開発するときの思考の整理にすごくよい
- 西尾泰和のScrapbox
- エンジニアの知的生産術 - 効率的に学び、整理し、アウトプットする
- 【新進気鋭のWiki】Scrapboxについて社内ユーザーにインタビューしてみました!
4つめの記事は、「個人の思考の整理」ではなく、「チームの思考の整理」として使えている例な気がします。
中途半端なアウトプットを中途半端なまま出力できる
自分の「知識の獲得や、アウトプット」と行った活動を見直した際、今まで私が取っていた行動として
- 物理的な紙(ノートなど)に書き留める
- ブログやqiita にまとめて公開する
の大きく2つの方法があったのですが、前者は手がしんどい。そもそも字が汚い。オンライン共有できない。とデメリットが多いです。
ブログやqiita にまとめるのは、整形にすごい手間がかかり、雑な事を書くとブラド・ツェペシュもビックリするくらい串刺しにされる。という理由で、アウトプットに時間がかかり、結果としてアウトプット頻度が減っていく傾向にありました。
そこで、「Wiki」がいいんじゃね?と思って個人のAWS上にnginx を立てて、さてエンジン何にしようと考えてたところ、「あ、そういやScrapbox いいんじゃね?」ってことで思い直して今に至ります。
もともと、同等の機能として、DropboxPaper を使っていたのですが、諸々の理由でDropbox を捨てることにしたので、Scrapbox が残ることになりました。
Scrapbox の最も良い点としては、やはり雑な状態で雑にアウトプット出来る。という点でしょうか。 今回のこの記事も、ある程度雑な状態で二ヶ月くらい寝かせておき、まとまってきた段階で、「よし、整理して公開するか」となったので、アウトプットが腐らずに済みます。
今はまだ私のれんれボックスは、自分と、もうひとりにしか編集権限を渡していないのですが、少し整備が進むと、編集権限はクローズドだけど情報はオープンみたいなwiki が作れるような気がしています。
結論:Scrapbox 良いぞ
Scrapbox に対する不満がないわけではありません。特に、markdown 互換が無いのがやはり厳しいです。 しかし、それを補ってあまりある力を今のところは感じており、アウトプットに悩んでいる人には良いツールだと思ってます。
何かの参考になればぜひぜひ。